私たちは、毎日の暮らしを彩り、
つかう人の心を豊かにする「しゃれて」いて、
時代が変わっても愛され続ける
「ほんもの」のものづくりを追求しています。
オーロラ染めは、美しいぼかし模様がオーロラのように見えることからその名が付けられた染色技法です。
数回に分けて一色ずつ染める通常の多色染めとは違い、一度にすべての染色を行う「一浴多色染め」という手法で作られています。
一浴多色染めは、秩父繊維工場試験場が開発した技法です。
平成元年、先代吉田昌治が一浴多色染めの技術付与を受け、独自の工夫を加え、「オーロラ染め」を完成させました。
同じ染め具合のものはひとつとして存在しませんが、職人の長年の創意工夫により、
色の重なりやグラデーションを調節することができます。
きぬのいえが本社・工房を置く埼玉県大里郡寄居町は、
山に囲まれた地形で稲作に適さなかったこともあり、古くから養蚕と機織りが盛んでした。
寄居町風布地区は日本におけるミカン栽培の北限地域の一つとされ、400年以上の歴史を持ちます。
また、寄居町を流れる風布川より湧き出る「日本水(やまとみず)」は
日本名水百選に選ばれるなど、自然の恵み豊かなまちです。